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YAPC::Asia Tokyo 2014 に行ってきた 〜1年ぶり2度め / Perl入学式サポーターなど〜

perl YAPC Perl入学式

掲題の件につきまして。

昨年の参加体験記はこちらです。
YAPC::Asia2013に行ってきた - 103

今回はDAY0, DAY1... とかの時系列ではなく、印象に残った(書いておきたい)順番に書きます。以下、大まかな目次。

  1. 心のベストトーク賞第1位は
  2. むっちゃしゃべった
  3. Perl入学式 in YAPC::Asia Tokyo 2014
  4. その他の印象的な事々
  5. まとめ 〜オープンエンド〜


1. 心のベストトーク賞第1位は

今回のベストトーク賞への投票、1日につき2票ずつということだったので1日目はトリイさんのMojoliciousトークと森健太さんの初心者が〜というお話に。2日目はうずらさんのPHP話とまこぴーさんのVPS話に入れました。

ぼくが投票した基準は必ずしも「面白かった!」という順番ではなくて(もちろん面白くもあったけど)、それ以上に、ベストトーク第1〜3位の人は海外カンファレンスを含めてあちこちの現場に武者修行的に行き来できる権利をGETできるみたいなことだったから、だったらそれに適した人がいいだろうと考えて、1日目は若手の二人。2日目はきっとそこで得た知見を巨大に増幅してフィードバックしてくれるだろうと思える二人にした。

逆に言うと、そういう観点を外したら1日目の @ribasushi さんによるDBIx::Classの話や @himazu さんによるTwikiの話も全然投票したい内容であったし(というかhimazuさんには最初入れていた)、2日目においては自分の充実感も含めてPerl入学式だって全然入れたかったのだけど、そういうことはせず。

そして、そんな中でも同様の理由により「投票はしなかったけどこの話聞けてよかった!」と一番思ったのは2日目の牧さんによる「オープンソースの開発現場 - Perl 5.20 のSubroutine Signaturesが来るまでの奮闘の軌跡」で、まじでこれが心のベストトーク・アウォード第1位でした。おめでとうございます!!

なぜこの話が良かったのかというと、登場人物でありその主役とも言えるMartiniさんが味わった、そしてそれにともないp5pコミュニティが体験したその時間・現象って、OSSとか百戦錬磨のプログラマーたちだけに巡ってくる何かっていうことではなく、じつは僕を含むプログラミング初心者が日々味わってる挫折感、そしてそれをどう乗り越えていくのかみたいな課題遭遇&克服のあり方に非常に重なる・参考になるところがあるなあと思ったからだった。

僕はそのようなことについて、少なからず言葉を尽くしてこのブログに書いてきたけれど、それでもまだ全然上手く言い当てられていないとも思っていて、たとえばぼくは来年40才で、編集者という職務上、文字起こしや文章構成などについては少なからず得意意識があって、他の人に比べたらそれを結構上手くやれるだろうし、ある程度の実績もあると思っているけれど、それはそのような限定的な界隈でだけ得られる自己評価であって、一歩外に出て、「じゃあお前プログラミングやってみろよ〜」なんてことになると(どんな状況だ)、それまで編集業で積み上げてきたあれこれ(人脈やら成果物やら)はまったく助けにならなくて、むしろそうした経験を通して肥大してしまった自意識・自尊心がボコボコにされるばかりの状況となり、「俺……本業ならけっこう発言力ある人なんだけど……どうしてプログラミングだとここまで雑魚なんだ……」みたいになってつらい。

で、じつのところそんな風に自尊心をメッタ斬りにしている主犯は他ならぬ自分自身であったりもするのだけど、牧さんの話に登場したMartiniさんの場合は現実世界の明確な「他者」からそうしたマサカリが無数に飛んできているわけで、もし自分がこんな目にあったらたぶん立ち直れないな……ぐらいの破壊力があるんだけど、当のMartiniさんはじつにスマートに、かつしたたかにそれを乗り切り、最終的には玉虫色の、でもどちらかと言えば成功と言えそうな何かに辿りつく。

だから(というか)これは単なる成功譚で聞いてスッキリ! とかいう話でもなくて、厳然として存在するリアル世界のモヤッとした何かを「どういう視点から見ることができるか」という例証のひとつみたいなものとして捉えられると思う。

そしてそれって、結局ぼくみたいなプログラミング入門者、さらには(より自分に即して言うなら)いい年してそんなことを始めてしまったがゆえにしばらく味わっていなかったような挫折経験に見舞われて日々「う、うう……つらい」みたいになってる人、またさらにはそうしたつらみの予感を前に不安や恐怖を抱いて今ひとつ足を踏み出せないんだけど潜在的には「プログラミング、すごいやってみたい!」みたいになってる人にもすごい響く&役立つ内容だったんじゃないかなー、と思った。

ついでに(というか)これをもう少し大きめの話に移して言うと、結局人間同士のやることなので、集まったらイヤ〜な感じというのは絶対出てくる。もしそれがないと感じる人がいるなら、その人以外の誰かがすごく我慢してるということなのであって、たとえば悪意なしに誰かの間違いを指摘したとしても、言い方が悪ければそれが向こうの(本来生じていなかった)悪意を発動させてしまうことも往々にしてあるし、最初は悪意が伴っていなかったはずの指摘でも、ふとした弾みでその嫌な感じが乗っかってしまうこともある。全然ある。

だから人の悪意の有無を問題にしても意味がないというか、あまり役に立たなくて、もうわかった、そういうのはあるとしよう、俺だって完璧な人間じゃないからな、じゃあそれはそれとして、ぼくらはその上でどんな価値を作っていけるのか? そもそも何を求めているのか? なんて風に考える方が建設的で、そういうことを牧さんのこのトークはバリバリのリアル、つまりリアル世界が湛えるじっとり湿った厳しさと意外なほどの(想定しようがないような)柔軟性の実例とともに示していたんじゃないかと思う。

ちなみにこのトークは2日目の最初、午前10時半からで、ぼくは今年のYAPCは「全部見るとかじゃなくて会場の空気を味わう」ということをテーマにしていたので、結果的に多くのトークをスルーすることになるだろうと思っていたし、その意味でも午前のトークは無理せずゆっくり動く都合上、両日とも見れないだろうなあとおぼろげに思っていたのだけど、2日目の朝に起きてふと、「ん〜、これ見たいかもな……」と思い始めてからだんだんその気になってきて「間に合わないかもしれないけどとりあえず行くだけ行こ!」と思って一気に支度してダッシュで行ったら超ギリギリ数分前に間に合って、


とか言いつつ最初から聞けたのだけど、その判断は本当に正しかったし自分GJと言いたい。

牧さんの話しぶりを見たのは去年のクロージングを聞いて以来だったけど、なんというかほろ苦さと痛がゆさと弾けるような笑いが混在した泣き笑い感がたまらない。

2. むっちゃしゃべった

2日目の朝に「ア〜」と声を出すと超ハスキー低音男前ボイスになっていて、しばらくなぜかと考えたけど、どうも前夜の懇親会&HUB飲みでいろんな人とむっちゃしゃべって声が嗄れたせいのようだった。

ぼくは以前から時折、YAPCの感じがフジロックを彷彿させると書いてきたけど、まさにフジロックで一日中大声をあげて騒いだ翌日に宿やテントで朝起きると声が全然別の誰かみたいになってて、ヘリウムガス吸った人みたいに「ア〜」とか言った直後に「ちがう人みたい〜!」とか言って一人で飽きるまで遊ぶのと同じことがそこでも起きて静かに驚いた。

声が変わること自体はまあどうでもよいのだけど、どうでもよくない自分的に大事な点というのは「俺、こんなになるまで喋ったのか!」ということで、何しろ初回参加だった去年のYAPCでぼくがしゃべれた相手って挨拶程度の人を含めてもほんの数人で、それだってその時点のぼくとしては「まったく知り合いゼロ」の前提で行ったにもかかわらず数人と喋ったのか! すごいやん! という感じだったのだけど、今年の状況から考えたらやっぱり比べようもないぐらい少ない。

では今年はどうしてそんなにしゃべる相手が増えたのかと言ったら、それはPerl入学式に参加し始めてかれこれ1年経ったことがほぼ唯一にしてすべての理由で、たとえばぼくがPerl入学式に初めて行ったときの体験記はこれですが、

これが去年の9/10に書いたレポートで、開催されたのは9/7なので、ということはまさにジャスト1年前。びっくりするほどちょうど1年前だ。

たしか同月後半にYAPC::Asia2013があって、そのPerl入学式には行くつもりで申し込みも済んでいたんだけど、いきなり何の前知識も知り合いもいない状態でそんな所に行くのはつらすぎる、と思ってその直前に開催された補講に飛び込んだという体で、この補講に行った時点では完全にボッチ。今いろいろやり取りしているPerlを通じて知り合った誰一人ともこの時点では知り合いじゃなかったわけで、まったく想像がつかない別の世界線だ。

その補講で初めてpapixさんやまこぴーさんたちを知るのだけど、それでもまったくの初対面だからすごい喋り合うとかでもなく、だから直後のYAPCで会ってもちょっと挨拶するぐらいだし、何しろ一番の知り合いとのやり取りですらそうなのだから、YAPC::Asia 2013は3日間通して参加したけど初めから終わりまでほとんど無言で過ごしたと言っても言い過ぎではない。

じゃあそれが不幸なことで、今年はその不幸がなくなった、ということなのかと言えばそういう話ではなくて、ぼくは人生の目的が知り合いを増やすことだとは思わないから去年の無言カンファレンス(a.k.a. YAPC::Asia 2013)を充分に楽しんだけど、それとはまったく別物として今年のYAPCがあったと思う。

ではなぜそれが別物になったのかと考えると、たとえば上記の第3回補講以降、ぼくはブログで少なからぬ数の技術系入門的な記事を書きまくって、識者からコメントその他でいろいろ教えてもらっては多くの人と多くの共有できるものを持つことができたし、Perl入学式にもそれ以降定期的に参加する中でサポーターの人たちとも徐々に(本当に徐々に)顔馴染みになって、また受講生同士でもある程度気軽に(ある程度だけど)会話したりもできるようになった。そしてそれってたぶん、言うなれば今まで「アウェイ」だった場所が「ホーム」になっていく、みたいな感じの変遷だった気がする。

アウェイにはアウェイなりの、緊張感ゆえの良さなどもあるには違いないけど、ここでいうホームというのは「自分の欲望をリラックスした気分のうちに実現させやすい状況」ということでもあって、具体的には面識のなかった人と接するときでもよりポジティブに、ある種の必然性とともに話しやすくなったという気がする。

だから思うのは、たぶん今年のYAPCに初めて来て、ほとんどボッチ状態でちょっとつらかったな、という人もいるかもしれないんだけど、もしその人がこれからもちょっとずつでもプログラミングへの興味を持続したり、あるいはYAPC登壇者やスポンサー企業に所属するハッカーたちの活動などをチェックし続けたりしたら、きっと来年にはもっと面白い場所になると思う。これは経験的に保証する。

ちなみに、今年ぼくがYAPCでこの方と喋れたらいいな……と思っていたのが @inao さん、@riywo さん、@songmu さんで、すべて実現した。すごく嬉しかった。知的興奮のるつぼに巻き込まれた。
その他のお相手してくださったすべての皆さんも含め、ありがとうございました。

3. Perl入学式 in YAPC::Asia Tokyo 2014

Perl入学式に初めて行ったのは上記のとおり去年の第3回補講(9/7)で、その後もinYAPC2013、第4回、第5回、第6回(最終回)という残りのカリキュラムはすべて参加したのだけど、その最後のほうで「サポーターやりませんか。卒業生の方にやってほしいんですよね」とpapixさんに誘われるまま遠慮もなく今度はサポーター側に入って、2014年度の第1回、第2回を経て今回のinYAPC2014に参加した。

そもそも去年のYAPCに参加したのも「Perl入学式っていう初心者向けの何かをYAPCってイベントの中でやるらしい」というのを見て、同時に「YAPCって宮川さんたちが東工大でやってたあれかあ……知ってる知ってる。超面白そうだったな」という記憶があったので、それがあいまって

よろしい、それじゃあ僕は地獄へ行こう
All right, then, I'll go to hell*1

てな具合に申し込んだのであって、もしもPerl入学式がなかったら去年のYAPCに参加するハードルは格段に上がって、行ってなかった可能性がかなり高い。というか多分、「もっと力をつけてから来年行こう……」とかなんとか思ってたんじゃないかな自分の性格的に。

ちなみにこの辺の最初に飛び込んだあたりの経緯や実感については、2013年度のPerl入学式修了式でLTしたときの資料にもちょっと書いてあるので(おもに最初の方と最後の方)よろしければどうぞ。

※スライドではYAPC2013→Perl入学式の順で認識したように書いてあるけど、実際には上記のようにほぼ同時だったと思う。と今思った。
※その他漏れた部分についてもそのうち補完して、プログラミング入門の一つの事例としてまとめてみたい。

話を戻すと、ぼくのPerl学習というのは「Perl入学式 in YAPC::Asia」があったから実現できたことなので、1年後の同じ場で、今度はサポーターとして参加してるって何だか地味な映画の地味なワンシーンのようにじわじわ来る。

去年、生徒として参加したときには出てくるトピックのすべてに追いつけなくて、頭が真っ白のままあっという間に終わって、でも何となく充実感だけが残ってる、やり切った、みたいな感じだったけど、今回は上でも書いたようにもうすでにそこは「ホーム」になっていて、資料にタイポがあったり校長(papixさん)がオーバーアクションと声を上げてアツく解説していたりしているのを幾度となく声を出して笑いながら楽しんでいた。

サポーター陣が楽しくてしょうがないという感じでいたせいか、生徒さんも比較的リラックスして進めてくれていたように思う。逆にこちらの緊張感が伝わっていた部分もあったかもしれないんだけど(とくに最初の方とかはお互い)、でもやっぱり、最後の15分とかは全体でウケててよかった。

最後の15分ぐらいというのは、この資料にある練習問題をやっていたときのことで。
https://github.com/papix/Perl-Entrance-Committee/blob/master/event/yapc-2014/handout.md#%E7%B7%B4%E7%BF%92%E5%95%8F%E9%A1%8Cbot_foodpl

  • おみくじ機能を使って, お昼ごはんの場所を提案してくれる機能を作ってみよう
    • 「ごはん」と入力すると, 次のお店から1つ選んでくれる機能です: 「らすた(ラーメン屋)」, 「マクドナルド」, 「学食」, 「Hub」
    • 例: 「ごはん」と入力 -> 「らすたのラーメン」と返す
  • オプション: 2件提案してくれるようにしてみよう
    • 例: 「ごはん」と入力 -> 「らすたのラーメンか, マクドナルド」と返す
    • 提案する2件は同じ店が入っていてもOKです. 時間に余裕があれば, 重複しないように(常に別の店を提案するように)してみましょう

この最後、whileとif文と標準入力(STDIN)を使って、打ち込んだ内容に応じてBot的になんか出てくるようにしよう&Botが重複しない答えを出すようにしよう、という問題があったのだけど、生徒さんからその回答例を求められた校長が、それまでに説明してきたことを全部無視していきなり初出のCPANモジュールを使って回答を書き始めたので、サポーターだけでなく生徒も含めて一斉に総ツッコミが起きて(「それは求めてない!」みたいな)その瞬間の教室内の一体感といったらなかった。

さらにはそのツッコミを受けて校長がしぶしぶそれまでに教えた限られた機能だけで回答を作ろうとするんだけど、途中でハマって1行ごとにprintデバッグしながらまたサポーター陣とワイワイ言いながら最後にきちんと出力されたときの一体感といったら。

だからやっぱり、Perl入学式というのは講義とか講座というより勉強会、というか手を動かしておしゃべりして未知のことをやり続けるという意味でワークショップって感じなのかなあ、と思ったりした。

ちなみにその辺りの生徒さんによるTwitter。臨場感が素晴らしい。





当日のPerl入学式まわりのツイート、サポーターのてつじさん(@xtetsuji)がまとめてくださいましたので、よろしければどうぞ。
#Perl入学式 in YAPC::Asia Tokyo 2014 まとめ #yapcasia - Togetterまとめ

4. その他の印象的な事々

だいぶ長くなったので以下ザザッと。

typesterさんのキーノート。めっちゃカッコ良かった。Shibuya.pmに行った最初の頃の話、グッときた。終わってから前の方で常連同士でしゃべってて……でもその輪に入れなくて……と言われていたけど、まさに去年も今年も、メインホールで長い休憩に入ったりその日の予定が終わったりしたあと、会場前方のステージの所にtokuhiromさんや弾さんやyappoさんが集まって何ということもなくただしゃべってる光景があって、ああいう感じかなあと思った。

20代のうちに云々、という話があって「もう20代が終わってるオレはどうすれば……」みたいなことを書いているブログをいくつか読んだけど、それは30代前半の(ですっけ)typesterさんの言葉であることを差し引いて考えた方がいいと思う。
そこで言いたいことは20代か30代か、とかでは本質的な意味ではナイんじゃないかなあ。

時間が足りなくて最後で少し飛ばしていたみたいだけど、もうなんだかそのまま90分ぐらい聞いていたい感じだった。ぼくは滅茶苦茶リラックスしていて、そのまま眠りに落ちそうなほど心地良かった(時折入る赤ん坊の合いの手的な泣き声がまた良かった)。

キーノートの前に一旦10分程度の休憩に入るんだけど、それがなんか儀式的にあらたまった空気を生み出していてとてもいい。その休憩からキーノートが終わるまで、それが西暦何年の何月で、時間は何時頃で、外は雨だったのか晴れていたのか、もう暗くなっているのかまだ多少は明るいのか、そもそも夏だったのか秋に入りつつあるのか、あるいはすでに雪が降っているのか、自分はいま何才で、男だったか女だったか、そのどちらでもなかったか、そういういろんな前提事項がぜんぶ一旦消えて、何者でもない誰かがどこでもない場所で何物でもない話をただ聞く、みたいな詩的な時空間に場が塗り替わるようでそれがいいと思った。去年の池邉さんのキーノートのときもそう思っていた。

miyagawaさん。むちゃカッコイイ。初日から何度か見かけたけど、2日目ぐらいに少しお話しできて嬉しかった。いたるところで異なる発表者の異なる発表内容の様々な文脈の中でmiyagawaさんの名前が出てくるからあらためてすごいと思った。すごいすごい、なんて言っていると自分は永遠に受け手の側から脱せられず発信する側になれなそうだからあまり連発したくないけど、やっぱりそう思った。

moznionさん。むちゃカッコイイ。こちらは本人にそう言った。最後の日かな。HUBでご挨拶したとき。存在から音楽を感じる。

papixさんの初日のLTがPerl入学式の経過報告のようなものだったのだけど、その最中で「去年受講生だった人が今年サポーターとしてjoinしてくれて」みたいな話の流れでぼくのアイコンがサラッと出てきて、アイコンが3つ並んだうちの一番右にあったので、その後の懇親会などで初対面の人と話すときでも、「あの一番右の人!」とか言われていろいろ話が早かった(笑)。papixさんが遠慮なくいろいろ声をかけたり使ったりしてくれるので想定外のことがどんどん起こって楽しい。ありがとうございます。

DBIx::Classの発表をされた @ribasushi さんがHUBで話しかけてくれて、中学英語で一生懸命しゃべった。「ぼくはビギナーで、普段は編集者で全然プログラミング関係ないんです」「(フムフムとうなずいて)なんでPerlをやることにしたの?」「Perlは自由で楽しいから。ぼくは自由で楽しい空気が好きなんです」
……果たして伝わったかは微妙だけど、がっつり握手して写真も撮ってもらった。
https://twitter.com/mstshimo/status/505350381459603456/photo/1
(撮ってくれた @mstshimo さんありがとう!!)

たしか初日の懇親会が始まる前だったと思うけど、てつじさんとイベントホールの前でしゃべっていたら(それこそDBIx::Classについて)、弾さんが「それは何の話?」と会話に入ってきてくれて、そのまましばらくてつじさんと弾さんが話しているのを横で聞いた。
ついていける話でもなかったからそのまま聞いていたけど、そのうち弾さんと話せる共通の話題が持てたらもっと楽しくなるだろう。

初日の懇親会のとき、Perl入学式の通常回の受講生の方がぼくのブログ(ここです、ここ)を読んでくれてる、というので驚いた。しかもRSSリーダーに入れて内容も結構じっくり読んでくれているそうで嬉しかった。ぼくはこのブログ、公開した後も何度も直すので、RSSリーダーに入る内容と実際のブログに残っている記事ではだいぶ違うんだけど、その差分とか指摘されて笑った。
具体的には少し前に書いたこの記事、
もしも彼女がPerlやりたいと言ってきたらぼくどんな顔するだろう - the code to rock

現状はフィクション的に、もし突然彼女(というか付き合ってるわけでもない女の子)からプログラミング教えてと言われたらどうするか、みたいに書いているけど、最初に公開したときはもし自分の友だちに教えるなら、という設定で書いていたので「最初は "友だち" でしたよね?」と言われてひっくり返った。
もちろんRSSで読んでる人も居るかもとは思って公開しているけど、生きてるうちにそういう人に会える確率、じつはそうそうないと思っているから。声をかけてくれてありがとうございました!(RSSごしに)

イベントホールのケータリングの皆さん、HUBのスタッフ方々、そしてもちろんボランティアの皆さん、すごく大変だったろうに終始笑顔で場を作ってくれて本当に感謝しています。

オライリーの物販で『Perlベストプラクティス』を買ったら(songmuさんのこのエントリーを読んでいたから)オライリーの紙袋にステッカーとボールペンのノベルティがついて、なおかつ値段も割安になっていたからお得感がすごかった。
ちょっと重いけど(重量的な意味で)、気になる本があったらバリバリ買って良いのでは、と思った。

隣で売っていた『雅なPerl入門(第2版)』が売り切れててすごいと思った。2日目のPerl入学式でも良書・副読本的に紹介していたけど、その時点ですでに売り切れていてこれが嬉しい悲鳴というやつか。
Perl入学式で紹介されていたと言えば @tomita さんの『Perl CPAN モジュールガイド』がすごいプッシュされていたので版元の方はYAPC運営さんと話して出店に加わったらいいのにと思う。

『雅なPerl入門』と一緒に魔術的な売り口上*2で販売されていたまかまかさんの『Acme大全2014』もぼくが見たかぎりでは残り3部になるまで売れていたけど結局完売したのかな。おつかれさまでした。

まかまかさんといえば初日のLTにしびれた。時々あまりのスピードに何を言ってるのかわからなかったりするのだけど、その傾きぶりみたいのも含めてクオリティ高い。ドラまでの最後の10秒ぐらいの即興性と精巧な準備とのミックス度合いが予測不可能でたぶんそれが魅力になっている。(なんて分析してどうする)

941さんのLT、楽しかった。ドラが鳴った後もスライドを回し続けたあの数秒に941さんの本領がかいま見られた気がして良かった。

ゆーすけべーさん、堂々としていて良かった。安心感があった。もちろん今回のYAPCはゆーすけべーさんだけの力で成功したわけではないだろうけど、でもゆーすけべーさんが責任者だったことが周りに良い影響というか、協力(しやすい|したくなる)状況を作ったのだと思う。

nagayamaさん、GitHub Kaigiで予定外のスタッフ参加(naoyaさんにふいに呼ばれて)だったはずがメインの仕切りみたいになっていたの、最前列近くで見ていてすげーなー、と思っていたけどYAPCでもまさにそれを思い出させる立ち回りぶりでまたすげーなー、と思った。後からブログを拝見したら、以前からそうした活動されていたんですね。納得。おつかれさまでした!

うずらさんベストトークおめでとうございました。正直トークの内容はあまりよく理解できてないんだけど(ビギナー向けの内容ではないし)、コードが沢山出てきたので興味持てたし、話しぶりやプレゼンのスキルとしてっていうことではなく(それも良いんだけど)対象として扱っていることがやっぱりオリジナルというか他にない感じだったのだと思う。

ぼくがうずらさんに投票したのは最初に書いたとおり、海外のPerlカンファレンスとかに行ったらきっとさらに想像つかないことが起こるに違いない(うずらさんにとってだけでなく、その周りにとっても)と思ったからで、でもすでに授賞式で(Perlのカンファレンスの授賞式で)「PHP! PHP! PHP!」とか手拍子&かけ声が起きてる時点で異常!(笑) すでに事件は起きている!!

5. まとめ 〜オープンエンド〜

……という、ここまでに書いたことでもぼくが体験したことのほんの数分の1で、さらにそのぼくが体験したことだって実際に会場で起きていることのほんの数分の1に過ぎない。何しろベストトーク賞の2位と3位をはじめ見てないトークばっかり! まあ、それ自体は上にも書いたとおりある意味予定していたことではあるんだけど、ようは現場に行ってもすべてを味わえるわけではないということ。で、それでいい。超楽しい。

じつは僕はいま本業のウルトラピーク中で、もしこれに行ったら仕事的に相当の悪影響があったので開催まで1週間を切ってもまだ行くか迷っていたんだけど、それでもやっぱり行って良かったしトータルで見たら良い判断だったと思うし、後になっても(というか後になるほど)そう言えるような未来を作りたい。

みなさんありがとうございました。これからもよろしくお願いします!

*1:『ハックルベリイ・フィンの冒険』マーク・トウェイン著、村岡花子

*2:「かき氷とコーヒーによく合う『Acme大全』はいかがでしょうか〜」とか。(会場でかき氷とかが無限に配布されていたので)(デタラメすぎるw)