VagrantでUbuntuを立ち上げて日本語manを見る

Vim操作を学ぼうと思って以下を読んでいたら、

開発ツール徹底攻略 (WEB+DB PRESS plus)

開発ツール徹底攻略 (WEB+DB PRESS plus)

こんなことが書いてある。

nnoremap <C-h> :<C-u>help<Space>

これで<C-h>をタイプすると:helpまでが入力されるようになります。(略):h<Space>と比べるとたかだか2キーの差だと思うかもしれませんが、:helpを引く機会を考慮するとこの影響は非常に大きいのです。

ということで、さっそく設定したのだけど、現在それに並行して、以下も読み進めていて、

新しいLinuxの教科書

新しいLinuxの教科書

Linuxコマンド、面白いし便利! だとつくづく思うけど、そうそうすぐにあれもこれも覚えられるわけではないので、ようはLinuxにおけるmanも上記のVimヘルプ同様、ちょっと読みたいと思った瞬間にすぐ読める、という風にしたい。

しかしながら、Macって日本語のmanが入っていなくて、一応いろいろ検索したところ、日本語manを入れる&読む方法もあることはあるのだけど、結構いろいろ根本的な設定をいじる必要があってちょっとな・・という。そこまでしたいわけでも・・という。

となれば、まあ、これはこれで近所のコンビニへ行くためにわざわざ毎回車を出すような感じでどうかと思うけど、もう日本語manを見るためだけの仮想OSをVagrantで立ち上げておいて、それで日本語manを見る、とすればいいのでは、と発想したので、その一連の作業メモです。

※ちなみに、英語の勉強もかねてmanは英語で、という話もちらほら見かけるけど、そういうのは英語もLinuxもある程度馴染んでからでないとどっちも薄い&浅い理解のまま人生が過ぎていくだけという感じがするので自分はパス。ちゃんと日本語でマニュアルなりヘルプなりを読むことを優先したい。

Ubuntu環境を作る

ということで、さっそくVagrantUbuntuを立ち上げる。

詳細はドットインストールの以下ですべてわかりますが、(しょっちゅうこのレッスン紹介してる気がする)dotinstall.com

とりあえずVirtualBoxVagrant自体をインストールしたら、以下に行って
Discover Vagrant Boxes | Atlas by HashiCorp

ubuntu と打ち込むと、こんな感じに出てくるので
f:id:note103:20150929235750p:plain

今回は最初に出てくるtrusty64というのを使います。

補足:
このhashicorpのVagrant Box検索ページはドットインストールの以下とか、
http://dotinstall.com/lessons/basic_ansible/29103

以下の補足情報で紹介されているので自分も使っていますが、
http://dotinstall.com/lessons/basic_vagrant/24103

いつも何となく辿り着きづらいのでメモしておくと、とりあえず「Vagrant cloud」って検索して最初に出てくるサイト。と覚えておけば大体いつでも行けます。(vagrantcloud.comからリダイレクトされるみたい)

以前は以下からboxを取ってきたものでしたが(初期のドットインストール内Vagrantレッスンで紹介されていたので)、
http://www.vagrantbox.es/

機能というか意味が違うのかな・・よくわからない。
(補足ここまで)

ubuntu-lessonというディレクトリでやる想定で。

$ mkdir ubuntu-lesson
$ cd ubuntu-lesson

vagrant init & up。

$ vagrant init ubuntu/trusty64
$ vagrant up

立ち上がったら、vagrant ssh でログイン。

$ vagrant ssh

多分、こんな感じになる。

vagrant@vagrant-ubuntu-trusty-64:~$

日本語manを入れる&見る

とりあえず既存のmanを確認。

# Ubuntuの中
$ man man

英語のmanですね。では日本語用のやつを入れる。

$ sudo apt-get install manpages-ja language-pack-ja

この辺りの操作は以下のおかげでクリアできました。ありがとうございます。
Ubuntu Serverでシステムロケールは英語のまま、日本語のマニュアルを利用する方法 - ytooyamaのチラシの裏(「の」の連続)

これだけだと、まだ日本語では表示されないので、.bashrcを編集。

$ sudo vi .bashrc

どこでもいいので、以下を記入。

export LANG=ja_JP.UTF-8

で、bashrcを再読み込み。

$ source .bashrc

すると、日本語manが見れると思います。

$ man man

f:id:note103:20150930000210p:plain

ちなみに、「でも英語版も見たいんだよなあ」と思ったら、.bashrcに以下も追加すれば、

alias eman="LANG=en_US.UTF-8 man "

emanコマンドで英語版が見れますね。

f:id:note103:20150930000254p:plain

最後にというか、おまけで、普段Macを使っている時にすぐこのUbuntuに入って見たいわけだから、ということでMac側の.bashrcに以下を入れました。

alias u="cd path/to/ubuntu-lesson/; vagrant ssh"

これでuキー一発でvagrantに入れますね!

・・って、さすがにこれについてはあまりにも思いつき感が強く、あとで困ったことになりそうな予感もするので、なんの保証もありませんが。