先にこのような記事を書いたけど、
書こうと思っていながら流れ上書けなかったことがあったので、スピンオフ的に。
上の記事では個人的なお勧め入門書として、結城浩さんの本を一つ挙げたけど、それとは別に、ぼくが実際に「あ、そーいうことなんだ〜」と、欠けていた穴がどんどん埋まっていくような腑に落ち続ける体験をしたのは、深沢千尋さんによる以下の2冊だった。
すぐわかるPerl (Software Technology)
- 作者: 深沢千尋
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 1999/07
- メディア: 単行本
- 購入: 11人 クリック: 300回
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- 作者: 深沢千尋
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2008/06/20
- メディア: 大型本
- 購入: 12人 クリック: 195回
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この辺りについては以下の記事にも書いたけど、
前者は @__gfx__ さんもお勧めされていたり、
伊藤直也さんのお勧めとしても挙げられていたりして(10年以上前の記事だけど)
プログラミングは初めてとか、大学の授業でちょっとやっただけという方には技術評論者社から出ている『すぐわかるPerl』がお薦めです。技術書において"すぐわかる~" とか "できる!"といった謳い文句を含む書籍は得てして駄本が多かったりしますが、この本は、本当に基礎の基礎からすごく丁寧に解説してあり且読み手に考えさせるようなストーリーで進んでいく構成になった名著だと思います。僕が Perl を学ぶにあたって一番最初に読んだのも、この一冊でした。
ようはそのぐらい実践的な(現場に貢献している)入門書なのだと思うけど、上記のgfxさんのツイートや、以下の弾さんの書評にもあるとおり、今の入門者には勧めづらい要素も少なくない。
本書を使い終わった後で、コーディングスタイルにおいてuse strict;の直後にuse warnings;を書き加えて下さい。
本書の例
#!/bin/perl -w use strict;現在の業界標準
#!/usr/bin/perl use strict; use warnings;
このような良書を勧めづらい状況というのはどうにも残念というか、古くなってしまった部分は簡便にアップデート&パブリッシュできるシステムがあればいいのにな、という気がしている。
先の記事は、「1冊の入門書の中に古い情報と新しい情報が混在しているのはツライ」という主旨であり、上記の件はPerlにかぎらず、おそらくは技術書全般に言えることだろうから同じ流れでは扱いづらいが、解決策には通ずるところがあるのではないか、とも思う。